金谷正廣では前回「すはま」という大豆が原料のお菓子を買っていますが、実力が分かったので今回こちらの代表菓である「真盛豆」を買ってみました。
室町時代に真盛上人が西方尼寺開祖のお弟子さんに真盛豆の製法を伝授し、以来同寺にて製法を受け継いでいたそうです。
北野大茶会では、豊臣秀吉が「茶味に適す」と賞賛し、細川幽斎は「苔のむす豆」と例えたと伝わっています。
北野大茶会で秀吉が褒めたお菓子といえば「長五郎餅」があったけど他にもあるのかな?
まあこの手の話は眉つばもんかもしれないけどいい箔が付きますね。
その後明治元年に初代金谷正廣が西方尼寺から製法を伝授され工夫を重ね銘菓として売り出したとのこと。
実物はこんなんです。
京都吟味百撰に入っているのですね。
まさに苔のむす豆!
この緑色 抹茶をまぶしてあるだろうと思いがちですが、なんと青海苔なのです!
その中身は煎った丹波産黒豆に大豆粉が幾重にも重ねられています。
食してみると黒豆は歯応えを感じるだけど、すはま同様大豆の風味が際立っています。
例え悪いけど「大変上品なきなこ棒」(笑)
青のりのかすかな風味が新鮮♪
なかなか他に無いお菓子で家族からの評価も上々でした。
一袋千円近くするのでなかなかおいそれとは買えないかな・・・
ただ個人的には金谷正廣さんでは「香魚」が一番かな。
見た目のインパクトと繊細な造りと上品な味が備わっています。
また来年の夏にでも買って帰ろうかな。
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