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新宿区 代々木ゼミナールの思い出

※今回は個人的な浪人時代の追憶を綴っています。食べ物の話ではありませんので興味が無い方はパスして下さい。

今朝ヤフーのトップ記事に「金ピカ先生 佐藤忠志さん死去」のニュースが目に飛び込んできた。
驚きはしなかったが、早いな・・・っていうのが最初の感想。

実は先々週位の週刊誌に佐藤忠志さんの近況が書かれていたのです。
懐かしい名前に目を留め記事を読むと衝撃!
妻に逃げられ独り暮らしで生活保護を受けていて、病気もされ写真を見ると昔とは別人の痩せこけた姿・・・
今日のネットニュースで出回っている写真より辛辣で正直あの姿は見たく無かったです。
ここまで人間変わってしまうのかとちょっと落ち込むと同時に浪人時代の思い出がよみがえってきた。

今度帰省した際にでも代々木へ行って当時昼食を食べていた店まだあるか調べて記事にしてみようと思っていたところだった・・・

さて、今から30年以上前の1980年代。
少子化なんて言葉はまだ無く、子供は多く受験戦争は加熱。

私はと言うと高校入学後すっかりやる気を失っていて部活以外はダラダラ過ごす日々・・・
高2の秋に初めて全国模試を受けさせられその結果に衝撃を受けた;;
点数悪いのは分かってはいたものの志望校の合否判定で「誰でも入れるだろう」と思っていた大学がD判定!

ここで心が入れ替わった(笑)
高3になりやたら受験情報に詳しい友人が出来たことにより、モチベーションもアップ!
日本史と国語はぐんぐん成績は上がったものの英語が伸びず、滑り止めも受けなかったこともあり8戦全敗;;

当時は浪人は全く珍しいことでも無くすんなり浪人することに(笑)
予備校は「生徒の駿台、講師の代ゼミ、机の河合」の中、代ゼミに決定。

朝から3時位まで本科があって、夕方から別料金の単科。
当時は予備校講師の特集をNHKでやる位の予備校ブームでした。
古文の土屋、現国の堀木、有坂、英語の原、芦原と並んで人気だったのが佐藤忠志さん。
独特なファッションと見た目のインパクトが大きい方でした。
金ピカ先生の呼び名はまだ無くサトチュウと呼ばれていたかな。
土屋先生の授業の中では小指を折ったポーズで「ただし」と言うのがお決まりのギャク(笑)

講師の代ゼミなだけあって有名講師も本科のコマを担当していてモグリ(死語?)で受けることもあった。
サトチュウも1度もぐらせてもらったけど見た目と違い流暢な発音にビックリしたのは覚えてる。
授業の中身は元々英語が苦手だったせいか記憶がない・・・

ただし(笑)その後東進ゼミナールの看板講師として引き抜かれ、今の林先生より稼がれたと思います。
週刊誌の記事によれば後年は政治活動もされていた様だけど何時頃予備校講師辞めてしまったのだろうな・・・

英語でお世話になったのは単科を取っていたエロ話の原先生より、本科受け持ちの当時無名な若い先生でした。
速読法を活用した長文の読み方は単語が多少分からなくても理解が出来良かった。
名前思い出せないけど、後期にはモグリ結構入ってたし後年は人気講師になられただろうと思っています。

古文では永橋先生。
「る・らる・す・さし、しむときて、む・むずましけるましまほし・り、さみしいね」と不正確とはいえまだ呪文を覚えています(笑)
今となってはどう使っていたか思う出せないけど、かなり有効でした。
土屋も結局これを公言しながらパクった上、巧妙なトークで人気を上まっていたんだよね・・・

日本史は白井明先生かな。
多数の著書を執筆され、年齢もあってどんな重厚な授業をされるのかと思いきや時間の半分近くは脱線話;;
ただその話は人生訓の講演を聞いているかのごとく面白かった。
歴史の裏話なんかも話してくれ興味をもたせてくれたのは有り難かった。
チクリチクリと高宮一族のことを刺していたのも秀逸話。
優秀な経営者だとは言っておられたが、まさが鬼籍の入られた後代ゼミがこんなに縮小することになろうとは思っていなかったでしょうね・・・

現国はラジオ講座と新釈現代文で偏差値70以上まで伸ばしたので授業は答え合わせみたいな感じ。
東大コースの堀木先生の授業にももぐったけど付いていけました(笑)
人気の有坂の選択肢だけで答えが分かるっていうのはあくまでも非常事態用。
授業もそこ以外はノーマルだった気がします。

最終的に現役の時のチャレンジ校に合格出来たのは模試やテキストの問題が入試とかぶったのが多分にあるので、やはり代ゼミのお陰!

今思えば貴重なモラトリアムの1年だったと思うけど、当時はゴールが見えない不安の中、悶々しながら生きていたんだろうな・・・

代ゼミも代々木校だけでも同級生は何百人、同窓生は何万人も居る筈だけど、同窓会や同級会は開かれません(笑)

当時だべっていた高校時代から友人3人共疎遠になってしまい、今では予備校時代の話をする機会もないので今回自己満足の為綴ってみました。

最後まで読まれた方の多くは恐らく同じような時期に代ゼミに通われた方ではないでしょうか?
共に代ゼミへの感謝と佐藤忠志さんへのお悔やみを伝えましょう!
またかなりの学費を捻出してくれた両親にも感謝ですね。

有難うございました。

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by dukekatsu | 2019-09-25 23:08 | 東京 | Trackback | Comments(0)

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